いつもブログをお読みいただき有り難うございます。シンです。
東京都新宿区四ツ谷にあります、須賀神社の祭りを見学してきました。
とても特徴的なお祭りでしたので、みなさんにも紹介したいと思います。
主祭神
ここ須賀神社では、ふたつの神様が中心に祀られている。それが、
須佐之男命(須賀大神)と、
宇迦能御魂神(稲荷大神)。
須佐之男命は海と嵐の神、宇迦能御魂神は生命の神です。
神輿
黄金色に輝くきらびやかな屋根が特徴的。陽射しが当たると輝きます。

宮出し、宮入り時は屋根に鳳凰が乗っていますが、途中で葱華(擬宝珠)に付け替えます。

神社関係者の話では、「須賀大神のシンボルは鳳凰で、稲荷大神のシンボルが葱華。ここからお稲荷さんのエリアだから付け替えるのです。」との事。
鳳凰と葱華
ここで、鳳凰と葱華の違いについて掘り下げてみます。
高貴な方が乗る担ぎ棒が付いた乗り物「輿」が神輿の原型とされています。
その輿の屋根に鳳凰が乗っているものは天皇が、葱華が乗っているものは皇后が乗っていたとされる説があります。
須賀神社では、ふたつの神様が祀られており、須賀大神が男性、稲荷大神が女性の神様であることから、鳳凰と葱華を付け替えていると考えられます。
輿について
調べてみると、東京国立博物館では「行われる行事によって乗る輿を変えていた。」とあり、男性、女性で乗り物が変わるとの内容は見当たりませんでした。
東京国立博物館ホームページ輿についてのページ。

「四ツ谷担ぎ」とは
須賀神社の神輿は、担ぎ方に非常に特徴があります。
「平担ぎ」と呼ばれる、神輿を上下に揺すらない方法で担がれます。
そして、「花」と呼ばれる担ぎ棒の先頭の担ぎ手は、神輿に寄り掛かるように体を後ろへそらし、足を前に突っ張ります。
両手は首の後ろに回し、担ぎ棒に添えます。

テンポは早く、足をちょこちょこ動かす特徴的な担ぎ方です。
新宿十二社熊野神社でも、同じ方法で神輿が担がれているそうです。
おまけ
この須賀神社のすぐ近くにある「男坂」は、2016年に大ヒットした映画「君の名は。」の重要な舞台となっています。
この作品は、私も素晴らしい作品だなと感じておりましたが、恥ずかしながらお祭りをきっかけに作品の舞台である事を知りました。

まとめ
須賀神社は、神社の歴史、神輿の造り、神輿の担ぎ方、映画舞台と、見どころが非常に多くとても素敵な場所でした。
このブログを通して、この特徴的に文化を一人でも多くの方に知って頂き、継承していければと思っております。
今回も最後までお読み頂き有り難うございました。
また次のブログでお会いしましょう。
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